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1)【記事】何故だ?ジャニーズ誤報がつづく主婦と生活社「週刊女性」のお粗末
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
4)【お知らせ】
----------------------------------------2021.3.5 Shuppanjin
1)【記事】何故だ?ジャニーズ誤報がつづく主婦と生活社「週刊女性」のお粗末
「ORICON NEWS」は3月2日付で「『週刊女性』が長瀬智也ドラマの記事で謝罪 “AD病院送り報道”『そうした事実の確認はできませんでした』」を発表している。
《週刊誌『週刊女性』(主婦と生活社)は1日、『週刊女性PRIME』(2月8日配信)されたTOKIO・長瀬智也(42)が主演する、TBS系連続ドラマ『俺の家の話』(毎週金曜 後10:00)の撮影リハーサル中に、番組スタッフを負傷させたという記事について「そうした事実の確認はできませんでした」と謝罪した。》
https://www.oricon.co.jp/news/2186002/full/
番組に関わっているプロレスラーが声を上げた。「ガンバレ☆プロレス」の勝村周一朗が2月9日に「週刊女性PRIME」の記事(現在は削除されている)を引用ツイートした。
《こんなことあるわけない!!
スタッフをリングにあげて技をかけることなんて絶対ない!
そのために現場にガンプロやDDTからレスラーが何人も行ってるんだし。
こんなウソの記事書いて誰が得するの?》
https://twitter.com/ganbarethe_shu/status/1358946446913851393
よしもとクリエイティブ・エージェンシーに属するプロレスラーの渡瀬瑞基がリツイートして断言する。
《絶対にありえません。
なぜなら長瀬さんが初めてやる技は必ず自分が最初に受けています。
テストも必ずレスラーが技を受けています。
そして本番はどのプロレスシーンもスタントなしで全部本人達が演じています。》
https://twitter.com/watase_mizuki/status/1358974108730486791
番組に協力しているプロレスラーの勝村周一朗は2月9日付で自らのブログに「俺の家の話の勝村の話⑨ドラマでプロレス技が使われるまで」をエントリしている。
《長瀬智也がADにプロレス技を試して怪我させたとか。
全くの嘘です。
撮影現場には智也や井之脇くんなどの役者さんが来るより早く、お手伝いのレスラーが何人も来ています。(渡瀬くん、勝俣くん、上野くん、レッカなどなど、いつもありがとう!)
なので、カメラのチェックで智也がADに技をかけるわけがありません!》
http://blog.livedoor.jp/zst_katsumura/archives/52133902.html
やはり番組に協力しているプロレスラーの木曽大介は「note」にこう記している。
《とある練習の日。/始まる前のふとした雑談で気付かされました。/一番怪我をしてるのはADさんじゃなくて長瀬さん!/数ヶ月に渡りレスラーと一緒にしてきた合同練習。/ドラマの為の練習。/撮影時。/誰より体を張って来たのは長瀬さんなのです。/本当に満身創痍と言ってもおかしくないくらいになるまで練習して結果を求めて。/でもね、そんな長瀬さんが言うんですよ。/『俺は全然大丈夫なんですけど周りが心配してくれてるのが申し訳ない/ねぇ石井さん!あんな良い人いないっすよね!/だからみんながあんなしょうもない話には激怒している。》
https://note.com/kisotaro_note/n/n5cbda73d1832
「週刊女性PRIME」は3月1日付で「<お詫びと訂正>週刊女性2月23日号の記事について」を発表している。
《週刊女性2月23日号に掲載、また週刊女性PRIMEにて2月8日に配信した、TOKIO長瀬智也さんがドラマ撮影のリハ中にADにプロレス技をかけて病院送りにしたという記事ですが、再取材の結果、そうした事実の確認はできませんでした。
長瀬智也さん、株式会社TBSテレビ及び関係者にお詫びをして、訂正いたします。》
https://www.jprime.jp/articles/-/20184
渡瀬瑞基が3月2日にツイートしている。
《声を上げて良かった/事実を伝えられて良かった/嘘記事じゃなくて長瀬さんのもっともっとかっこいい話なんていくらでもあるから/木曽さんのnoteと勝村さんのブログ読んで》
「ねとらぼ」は3月2日付で「長瀬智也の“病院送り報道”、『週刊女性』発行元が訂正と謝罪『事実の確認はできませんでした』」を公開し、こう書くことを忘れていない。
《「主婦と生活社」は1月6日にも、アイドルグループ「Snow Man」の宮舘涼太さんに関する報道について謝罪をしています。宮舘さんが女性と会食した結果、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に感染したと『週刊女性』で報道した後、「そうした事実の確認はできませんでした」と公式サイトで訂正していました。》
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2103/02/news091.html
中日スポーツは3月2日付で「まさに災難!? TOKIOの長瀬智也が予期せぬ誤報されトレンド入り ネット上には同情の声殺到」を掲載している。
《ネット上には「さすがに無茶苦茶やな…」「いい加減な記事を書いてもこんな程度で済むんだったらどんどんフェイクを書いて雑誌を売り上げてあとで謝った方が得だよね」「長瀬さん、名誉毀損で訴えてもいいと思う。黙認してたら逆効果だよ」と長瀬に同情するコメントが相次いだ。》
https://www.chunichi.co.jp/article/210841
周知のように主婦と生活社からはジャニーズ事務所所属グループの「スクールカレンダー」が発売されることになった。これによってジャニーズ事務所の天敵と言われた「週刊女性」の論調がトーンダウンすることが危惧されていた。「サイゾーウーマン」などは2020年10月21日付で「ジャニーズの天敵「週刊女性」出版社が、ジャニーズWESTカレンダー発売へ! スキャンダル封じの秘策か?」を発表している。
https://www.cyzowoman.com/2020/10/post_308094_1.html
そうした「風評」を嘲笑うかのように「週刊女性」の現場は、ジャニーズ事務所の所属タレントのスキャンダルを報じたのは良いけれど、こうも「誤報」がつづくようでは、牙は抜かれてしまうのかもしれない。
1960年の主婦と生活社の労働争議後の「週刊女性」にとって、そのジャーナリズムの原点になったのは丸元淑生と言って良いだろう。パトリア書店を創業し、土門拳の写真集「筑豊のこどもたち」を刊行するも、同社を倒産させてしまった丸元淑生が1965年に「週刊女性」の編集長に就任する。丸本とともに「筑豊のこどもたち」に関わった生井孝雄も「週刊女性」に関わるようになる。まだ日共の党員であった松田宏も「週刊女性」記者であった。
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2)【本日の一行情報】
◎主婦の友社が運営する「暮らしニスタ」がダイエットについてのアンケート結果を発表した。今、「痩せたい!」と思うが75.9%。「痩せなきゃ!と思う理由」は「服が着られない」「日常生活に支障をきたしている」「自分が嫌いになってしまう」。若いころから5キロ以上増加している人が7割、若いころのベスト体重から「5キロ以上増加している」と回答した人は7割近く。しかしいま現在、減量したいのは「3キロ」が最多、続いて「5キロ」と、ベスト体重よりは少ない数字になった。部位は「お腹」がTOPとなった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001545.000002372.html
◎「気弱」でなくても役に立ちそうだ。言いにくい「断る」「頼む」「意見する」「謝る」「慰める」の丸く収める、角が立たない文例を約400例収録した「気弱さんのための言いにくいモノの言い方」が主婦の友社から発売された。著者の五百田達成は東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、独立した心理カウンセラーだそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001547.000002372.html
蛇足ながら思った。「官僚答弁術の極意」をコンセプトにした実用書はないものだろうかと。
◎「ORICON NEWS」は3月2日付で「『呪術廻戦』3600万部突破へ、アニメ効果で累計4.2倍 新刊15巻は初版150万部」を配信している。
《4日に発売される人気漫画『呪術廻戦』のコミックス最新15巻の初版発行部数が150万部になることが決定し、シリーズ累計発行部数3600万部(デジタル版含む)を突破することが2日、集英社より発表された。》
《現在14巻まで発売されているが、テレビアニメ化が発表された2019年11月時点では累計250万部、2020年5月時点で450万部、アニメ放送時の10月2日に850万部を突破するなど順調に部数を伸ばしてきた。その後、10月29日時点で1000万部、12月16日時点で1500万部、今年1月13日時点で2000万部、26日時点で2500万部、2月9日時点で3000万部を突破しており、この短期間(5ヶ月)で4.2倍(アニメ放送開始時)に伸ばす驚異的なペースで、アニメ効果で人気が加速している。》
https://www.oricon.co.jp/news/2185952/full/
「呪術廻戦」は「鬼滅の刃」以上のペースで売り伸ばしているのだ。
◎「呪術廻戦」の次は「チェンソーマン」か!「ORICON NEWS」は3月3日付で「『チェンソーマン』累計930万部突破、3ヶ月で約2倍 新刊発売記念の動画配信」を配信している。
《人気漫画『チェンソーマン』のコミックスが、4日発売の最新11巻(第1部完結巻)をもって累計発行部数が930万部を突破することが3日、集英社より発表された。連載が完結し、テレビアニメ化が発表された昨年12月時点では500万部だったため、この短期間(3ヶ月)で約2倍に伸ばす勢いとなっている。》
https://www.oricon.co.jp/news/2186107/full/
◎吉川英治文学賞は村山由佳の「風よ あらしよ」(集英社)に決まった。またしても集英社か。吉川英治文学新人賞は加藤シゲアキの「オルタネート」(新潮社)と、武田綾乃の「愛されなくても別に」(講談社)に決まった。吉川英治文庫賞は「羽州ぼろ鳶組」シリーズ(祥伝社)の今村翔吾に決まった。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210302-OYT1T50205/
◎KADOKAWAは、Link-Uとの共同事業により、スマホ用アプリ「電撃ノベコミ」をリリースした。「電撃ノベコミ」は「電撃文庫」の小説作品、「電撃文庫」原作のコミックス作品を毎日7時、21時に90ポイントずつ回復する「ノベルポイント」「マンガポイント」を使って、アプリ内のノベル・マンガを読むことができるサービスだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008181.000007006.html
◎東京新聞は3月2日付で「『森氏発言批判のメディア自身が女性登用遅れ』 マスコミ団体がシンポジウム」を掲載しているが、「中日新聞社の女性管理職は5.5% 新聞協会の平均下回る」という見出しを立てて次のように書いている。
《本紙を発行する中日新聞社のジェンダーバランスも調べた。管理職のうち女性は2020年4月時点で5.5%で、役員は19人中、女性が1人(5.2%)だった。
女性管理職の割合は19年の3.6%より上がったものの、日本新聞協会に加盟する新聞・通信約90社の平均8%を依然下回っている。
従業員全体の構成は今年2月時点で、男性75.3%、女性24.7%。このうち東京本社で、主に記者で構成する編集局の女性は24.3%で、全体とほぼ同じ比率となっている。一方、編集局内の部長・室長以上の管理職では、女性は8.7%にとどまる。
「社説」を担当する論説委員は、東京本社と名古屋本社をあわせて計26人で、このうち女性は2人。2021年度の新規採用予定者では、初めて男女が同数となった。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/89079
◎毎日新聞は3月3日付で「東京五輪、海外客受け入れ見送りで調整 コロナ拡大懸念に配慮」を掲載している。
《今夏の東京オリンピック・パラリンピックについて、政府は海外からの観客の受け入れを見送る方向で調整に入った。国際オリンピック委員会(IOC)などと協議して月内に最終判断する。》
https://mainichi.jp/articles/20210303/k00/00m/050/171000c
日刊スポーツは3月3日付で「東京五輪の海外客見送りへ 開催へ安全安心を優先」を掲載している。
《次の段階として観客人数の上限規制を4月中に決断することも確認した。基準は政府が定めるスポーツイベントの上限規制に準ずる。コロナ禍でも国内ではプロ野球やJリーグなど多くの競技が観客を入れて実施してきた。国内在住者に限定すれば五輪でも観客を入れられるとの考え。約900億円のチケット収入がゼロになり、公金を追加投入する可能性がある無観客を避ける狙いもある。》
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202103030001136.html
朝日新聞デジタルは3月3日付で「東京五輪『中止すべき時が来た』 英紙タイムズがコラム」(ロンドン=遠田寛生)を掲載している。
《今夏の東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開催について、英紙タイムズは3日、東京支局長の写真と名前入りのコラムを掲載し、「今年の東京五輪を中止すべき時が来た」と報じた。感染拡大を引き起こす可能性を指摘し、日本はおろか世界へと広がるリスクが大きすぎるとしている。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP3362VVP33UHBI02R.html
リチャード・ロイド・パリー東京支局長である。時事通信も3月3日付で「『東京五輪、中止を』 英紙タイムズがコラム」を配信している。
《コラムは英国で野外音楽フェスティバルなどが取りやめになったことに触れ、「世界最大の都市で4週間にわたって開かれる大規模イベントも中止する必要があることは明らかだ」と述べた。
その上で、日本政府やスポンサー企業が五輪開催を推進していることを「止まらない暴走列車」と批判。日本の新型コロナの被害が他の先進国と比較して小さかったのは、良好な衛生状態と外国人のほぼ全面的な入国禁止によるものだと指摘し、「今、日本政府はお金と名声のためにこれらを犠牲にしようとしている」と強調した。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030301201&g=int
時事通信は3月3日付で「五輪開催反対、日本が最多 英独も過半数―民間の6カ国調査を配信している。
《東京五輪の年内開催に「同意しない」との回答は日本が56%、英が55%、独が52%。米は賛否とも33%だった。米を除く5カ国で反対が賛成を上回った。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030200886&g=soc
毎日新聞は3月4日付で掲載している「『生活からかけ離れている』社会学者が読み解く五輪への逆風」でグレーバーの翻訳者として知られている社会学者の酒井隆史は次のように指摘している。
《東京五輪も政府や大企業は盛り上がっていますが、国民はクールに見ていますよね。メディアと国民の温度差もまた、メガイベントの論理と生活の論理のギャップを象徴していると思います。大メディアが五輪のスポンサーになることはまずいんじゃないでしょうか。チェック機能が働きにくくなり、空疎な熱狂をかき立てているようにも思います。民衆が批判するイベントには距離を取ってほしいと思います。
欧州サッカー連盟(UEFA)は21年開催予定の欧州選手権について、12都市で分散開催することを決めています。国単位ではなく都市単位での分散開催は、これからのメガイベントが選びうる方向の一つだと思います。》
https://mainichi.jp/articles/20210304/k00/00m/040/094000c
◎毎日新聞は3月3日付で「わいせつ容疑、会社員を逮捕 名古屋テレビ映像 /愛知」を掲載している。
《県警は2日、当時16歳の少女にわいせつな行為をしたとして、県青少年保護育成条例違反の疑いで、名古屋テレビ放送グループ会社「名古屋テレビ映像」社員、岸川拓真容疑者(23)=名古屋市東区=を逮捕した。「18歳未満とは知らなかった」と容疑を否認している。》
https://mainichi.jp/articles/20210303/ddl/k23/040/143000c
容疑者は「昨年5月12日、ツイッターで知り合った当時16歳の少女が18歳未満と知りながら、同県愛西市内の路上に駐車した軽乗用車の中で淫らな行為をした疑い」(讀賣新聞)で逮捕された。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210302-OYT1T50208/
◎ぴあは、4月に開講する「ぴあスポーツビジネスプログラム」(PSB)に関して、playgroundとオフィシャルパートナー契約を締結した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001829.000011710.html
◎朝日新聞デジタルは3月4日付で「ハリス副大統領、女性誌の表紙に 日本の政治家も可能?」(鈴木春香)を掲載している。
《女性誌「エル・ジャポン」(ハースト婦人画報社)が、初めて政治家を表紙に起用した。女性、黒人、アジア系として初の米副大統領、カマラ・ハリス氏だ。》
《米国の首都ワシントンのシンボル、ワシントン記念塔をバックに、クールなほほえみを浮かべて椅子に座るハリス氏。昨年末に日本で発売された2月号の表紙を飾った写真だ。》
《日本の政治家を表紙にする可能性は――。知名度のある女性政治家らの名を挙げた記者の問いに、小脇さんは「私が編集長の間は難しいと思う」と苦笑した。
変革の意欲や発信力のある女性政治家はいるが「まだ政党の広告塔みたいなニュアンスがぬぐえない」。特に若い世代で「政党などの枠を破り、自らの主義主張に基づいて活動する人」が現れたら、表紙にできるのではと考えている。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP34343YP2VUHBI00J.html
小脇弥香なる編集長は女性政治家を「まだ政党の広告塔みたいなニュアンスがぬぐえない」と位置づけているようだが、それはいくらなんでも女性政治家一人一人に失礼ではないのか。また、小脇がそう発言したとしても、鈴木なる朝日の記者は疑問に思わなかったのだろうか。
◎小学館の漫画誌「ちゃお」3月3日(水)発売の4月号の付録は新学期を応援する強力アイテムの「NIZIイロスタンドペンケース」。ドリンクボトルみたいなペンケースだが、開くとホワイトボードが現れ「Make me Happy マーカー&イレーサー」で書いて消して、くり返し使えるメモとしてとっても便利。更にホワイトボードの裏にはミラーがついているから、身だしなみチェックもできるし、2ルームだから余裕の収納力で、コスメポーチとしても使える。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001043.000013640.html
宝島社の付録の魅力は使用価値であり、小学館の付録の魅力は「アイデア」だと思うなあ。
◎小学館の幼児向け学習誌「幼稚園」5月号の付録は東芝テックが協力した「セルフレジ」だ。これも話題になりそうだ。
https://twitter.com/youchien_hensyu/status/1366222925188132871
◎「ダイヤモンド・オンライン」は3月3日付で木俣正剛の「ホームレスやカップルに七変化、週刊誌記者の『張り込み』最前線」を発表している。
《「張り込み自慢」を後輩や周辺に対してする記者がいます。確かに張り込みは大変です。そして、また重要な作業の1つですが、ちょっと厳しいことを言うと、ちゃんとしたニュースソースを持っている記者は、取材対象がいつどこに現れるかも把握しているものなので、そこまでネタを仕込んでから、企画は出すものなのです。》
https://diamond.jp/articles/-/264349
「張り込み」ということだけでいえば女性週刊誌や写真週刊誌の能力も高いはずだ。
◎電通デジタルと電通は、Twitter広告で国内初となる、リアルタイムにツイートしたユーザーのみへのターゲティングを実現した広告配信ソリューション「リアルタイムキーワードターゲティング」の提供を開始した。
https://www.dentsudigital.co.jp/release/DD2021004_0302.pdf
◎「J-CASTニュース」は3月3日付で「女性は主婦業を追求した方が『人間としての価値高い』? IIJ会長の寄稿、『不適切』と一部削除の日経に理由を聞いた」を公開している。
《削除されたとみられる部分は、「男女差別をなくすには」との見出しの段落。東京都が、審議会などの女性委員の割合を4割に引き上げる目標を掲げた一件に触れ、「それも変な話である」と疑問を呈す。
「男女を問わず、にわか知識で言葉を挿むような審議会の委員に指名されるより、女性が昔ながらの主婦業を徹底して追求した方が、難しい仕事だし、人間としての価値も高いし、日本の将来にとっても、はるかに重要なことではないかと、そんなことを思うのだが、口にしようものなら、徹底批判されそうである。本当の男女差別をなくそうということであれば、目先の形だけを追求していても仕方がない気もするのだが」
記事は、3月2日午後に「一部不適切な表現があり、筆者の承諾を得て当該部分を削除しました」と追記され、一部記述が削除された。》
《 日本経済新聞社広報室に3日、削除した箇所や不適切と判断した理由などを質問したところ、「ご指摘の記事については一部不適切な表現があり、筆者の承諾を得て当該部分を削除しました。筆者とのやりとりや編集判断に関するご質問にはお答えできません」と答えるにとどめた。》
https://www.j-cast.com/2021/03/03406295.html
朝日新聞デジタルは3月3日付で「『女性が主婦業を追求した方が』日経、コラムを一部削除」(貞国聖子、杉浦幹治)を掲載している。
《この部分は2日午後に削除され、コラムの冒頭に「一部不適切な表現があり、筆者の承諾を得て当該部分を削除しました」と追記された。日経広報室は削除の経緯について、朝日新聞の取材に「筆者とのやりとりや編集判断に関する質問には答えられない」とコメントした。
IIJ広報部によると、2日午後2時ごろに日経側から「SNSなどで批判的な意見が出ているので削除したい」と鈴木氏に連絡があり、受け入れたという。広報部の担当者は取材に「社としては、女性が長期的に活躍できる環境の整備に取り組んでいる」とした。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP3366W3P33UTIL02D.html
これがそうだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ010AQ0R00C21A3000000/?n_cid=SNSTW002
この武田砂鉄の呟きが効いたようだ。
《価値決めんな。
「男女を問わず、にわか知識で言葉を挿むような審議会の委員に指名されるより、女性が昔ながらの主婦業を徹底して追求した方が、難しい仕事だし、人間としての価値も高いし、日本の将来にとっても、はるかに重要なことではないかと、そんなことを思う」》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1366623377218101250
◎世界文化社は、東京藝術大学准教授・佐藤直樹の授業「西洋美術史概説」を1冊の本にまとめた「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」(2021年1月27日発売)の重版を決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001063.000009728.html
私も買った。推理小説よりも面白いのだ、これが!
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3)【深夜の誌人語録】
弱さを自覚してこそ強さが生まれる。
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4)【お知らせ】
「文徒」2000号まで、あと62号。