【文徒】2021年(令和3)3月26日(第9巻56号・通巻1953号)


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1)【記事】テレ朝「報道ステーション」のウェブCMが「女性蔑視」で取り下げられた
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
4)【お知らせ】
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1)【記事】テレ朝「報道ステーション」のウェブCMが「女性蔑視」で取り下げられた

東京新聞は3月24日付で「『女性蔑視』指摘受けた報道ステーションのウェブCM、テレビ朝日が取り下げ」を掲載している。
テレビ朝日は24日昼、ネット上などで「女性蔑視だ」と指摘を受けた報道番組「報道ステーション」のウェブCMを取り下げ、「不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止める」と謝罪した。》
《画像の書では「幅広い世代の皆様に番組を身近に感じていただきたいという意図で制作しました。
ジェンダーの問題については、世界的に見ても立ち遅れが指摘される中、議論を超えて実践していく時代にあるという考えを伝えようとしていたものでした」と説明した上で、「その意図をきちんとお伝えすることができませんでした」とした。「不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止め、お詫びするとともに、このWebCMは取り下げさせていただきます」と謝罪した。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/93465
これが、そのツイート。
https://twitter.com/hst_tvasahi/status/1374570819297243137
毎日新聞は3月24日付で「男女格差軽視? 皮肉? 報ステCM『炎上』の理由を探る」を掲載している。問題となったCMの内容について次のように説明している。
《そのCMは、仕事から帰宅したとみられる若い女性が登場し、こちら側にいる誰かに話しかけるような演出だ。
「会社の先輩、産休あけて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっごいかわいくって」「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかって今、スローガン的に掲げてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」「化粧水買っちゃったの。もうすっごいいいやつ」などと笑いながら話し、番組開始時間に気づいた女性が「あ、9時54分。ちょっとニュース見ていい?」と言うと、女性の顔の上に「こいつ報ステみてるな」とテロップが表示される。》
https://mainichi.jp/articles/20210324/k00/00m/040/414000c
アエラ編集長の浜田敬子のツイート。ン?
報ステCMを見て思うのは、なぜジェンダーの問題をストレートに訴えることをしないのかということ。仮に手の込んだ皮肉だったとしても、それじゃ伝わらない。今日本の状況はやっと女性たちが声を上げ始め、動き出したところ。それを後押しするものであって欲しかった。》
https://twitter.com/hamakoto/status/1374865550334029825
「なぜオフィスでラブなのか」(堀之内出版)の西口想が指摘している。
《CMの意図が「きちんと」伝わっていないのではなく、逆で、CMの意図が伝わりすぎるほど伝わってしまい、その背景にある認識、つまり報ステの責任者やテレ朝や代理店が、いまの社会とそこで生きる視聴者たちをどう見ているかが30秒で見事に表象されていたから炎上したのだと思います。》
https://twitter.com/100lines/status/1374583919329247238
上西充子がツイッターで次のように指摘している。
《そう。あれは「揶揄」です。ジェンダー平等はもう実現しているのに、という未来を描いているのはなく。
「何それ、時代遅れって感じ」という語りは、「何それ、古くさい」と流行遅れを笑うのと同じ。》
https://twitter.com/mu0283/status/1374842109002280961
朝日新聞デジタルは3月24日付で「報ステCM取り下げ ジェンダー平等『揶揄』批判相次ぐ」を掲載している。
《こうした内容に対してSNS上などでは、「なんで『ジェンダー平等を掲げる政治』が時代遅れなのか意味がわからない」「ジェンダーギャップ(指数)121位(の国)でこの内容だと単にグロテスク」などといった批判が巻き起こった若い女性が報道番組を見ていることを特別視していると見えることが、「若い女性は無知という偏見を下敷きにしている」といった指摘もあった。》
《テレ朝の中堅社員によると、CMの配信後は報道ステーション現場からも懸念の声が上がったという。社員は、「ジェンダー平等の必要自体は所与のもので世界はもっと進んでいると言いたかったのかもしれないが、問題意識もなく、安易に軽く作って若い人を取り込もうという意図が見え見えで論理が破綻(はたん)していた」。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP3S64RSP3SUCVL00N.html
あっという間に取り下げてしまった。そんなに簡単に取り下げられるのであれば・・・上野千鶴子がツイートしている。
《つっこみどころ満載の報ステ差別CM取り下げ。対応が早いが、そのくらいならもっと早くに気がつかないのか。
制作過程でチェック機能が働かないのだろうか、疑問。》
https://twitter.com/ueno_wan/status/1374885604547158018
朝日新聞東京社会部の伊木緑がツイートしている。
報ステ問題には思うことがありすぎるのですが、とりわけジェンダー問題に関しては、自分には気づけないことがあるかもしれない、認識に誤りがあるかもしれない、見えていない風景があるかもしれないということに対して、とにかく謙虚に、自覚的になってほしい。せめて世に出る前に防げるはずです。》
https://twitter.com/midomidomisos0/status/1374642962311782404
「ハフポスト日本版」は3月24日付で「報ステのCMが『悪質』な理由。『ジェンダー平等を掲げるのは時代遅れ』と描き、批判が集まっている」を公開している。
ジェンダー問題に詳しいジャーナリストの治部れんげさんは、今回のCMについて、主に3つの問題点を指摘する。
「一番の問題は、ジェンダー平等が達成されているという間違った認識に立っていることです。番組CMとはいえ、報道機関のものなので、事実に基づかなければいけない。なぜ、『ジェンダー平等は達成されている』かのように描いたのかを問いたいです」》
《また、CMの中に「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的に掲げてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」と笑うセリフがあることについて治部さんは、「現状ある差別の解消に取り組む人を『笑う』のは、差別の上塗りです」と指摘する。
そして3つ目の問題点として指摘するのは、こういったセリフを「女性に言わせる」という構図だ。
「『ジェンダー平等は達成されている』という間違った認識にたったセリフを女性を起用して『言わせて』いる。『若い世代は、女性は、“差別なんてない”って言ってますよ』という構図にしているのは、本当に悪質だと思います」》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_605a808ac5b65d1c28107da8
温又柔 が言い放つ。
《「こいつ、報ステ見てるらしい」の何が不愉快かって、もはや十何年も会ってないような同級生(男性)から、「最近、がんばってるね」と連絡きたときに感じるおぞましさを思い起こさせるからだ。ああそうさ、わたしはずっとがんばってる、お前みたいなやつらと闘うためにな、と声を大にして言いたい。》
https://twitter.com/WenYuju/status/1374852297906298883
朝日新聞サンフランシスコ支局長の尾形聡彦のツイート。
《このCMには、若い女性について、制作した男性とみられる人たちの固定観念が伺えます。CM取り下げは当然ですが、そもそも「誰がどのような経緯で制作し、仕上がったCMに誰がゴーサインを出したのか」という部分に問題の本質があり、それを明らかにする必要があると思います。》
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1374828077696491521
テレビ朝日の「女性差別」体質が問われているのである。西岡研介が呟いている。
《テレ朝はAbemaを始めてからクソぶりに拍車がかかったと思う。そのまま谷底に堕ちればいい。》
https://twitter.com/biriksk/status/1374717097268310019

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2)【本日の一行情報】

河出書房新社が刊行したユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史 明の構造と人類の幸福」(上・下)は、3月24日の重版出来をもって、累計発行部数100万部を突破した。上下二冊の累計とはいえ、この内容の書物が100万部を突破するというのだから、凄い。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000341.000012754.html

JTBパブリッシングは、「るるぶ」史上初の宇宙ガイド「るるぶ宇宙」を3月30日(火)に発売する。アームチェア・トラベル
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000024732.html

小学館は、「ゼロワングランドスラム実行委員会」の一員として、5~7月に開催される、一般社団法人ジュニアプログラミング推進機構が主催する小学生向けのプログラミング大会「ゼロワングランドスラム」の運営を担当する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001073.000013640.html
小学館は教育事業を強化していくことになるのではないだろうか。

◎ NTT ソルマーレが提供する電子書籍サイト「コミックシーモア」の広告(TVCM/WEB動画)が、野村総合研究所による、広告効果に優れた広告を表彰する「広告効果賞2020」の金賞を受賞した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000361.000009284.html
https://www.youtube.com/watch?v=cse81wgh9KE
https://www.youtube.com/watch?v=e9YzVoxttNc
https://www.cmoa.jp/cm/

◎角川庫のジョージ・オーウェル1984」のカバー絵に魅了される。ルネ・マグリット「人の子」だ。ドンピシャのセンスである。「オー・ヘンリー傑作集2 最後のひと葉」ではゴッホの「ひまわり」を使い、角川つばさの「新訳 アンの初恋(下) 完全版 -赤毛のアン3-」では南マキを起用した「花とゆめ」路線なのも悪くはない。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008322.000007006.html
私はルネ・マグリットでは「The Lovers」が好きなんですよ。出版社に籍を置いているのであれば、フーコーマグリットについて論じた「これはパイプではない」ぐらいは読んでおきたい。
http://www.arsvi.com/b1900/7300fm.htm

日本経済新聞は3月24日付で「電通グループ、都内の運動施設など売却 約300億円で」を掲載している。
電通グループは24日、東京都世田谷区で社員向けの運動施設として活用している土地と建物、神奈川県鎌倉市の研修所を売却すると発表した。売却先や売却額は明らかにしていないが、2021年4~6月期決算に売却益約300億円を計上する。成長投資のための資金確保を目的とする。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ242DQ0U1A320C2000000/?unlock=1
ロイターによれば非事業資産売却の一環であり、運動施設は駒沢の電通八星苑で、土地:27,544.70㎡、建物(4棟合計):4,515.27㎡となっている。鎌倉市の研修所は電通鎌倉研修所で土地:14,034.31㎡、建物(2棟合計):2,691.35㎡となっている。
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/000418.html
https://jp.reuters.com/article/dentsu-asset-sales-idJPKBN2BG034

集英社のモードファッション誌「SPUR」5月号は「Diorと描く、モード×マンガの未来 CocomiとSPY×FAMILY 新しい世界」を掲載している。ディオールのワンピースや優雅なバッグ、そして洗練されたパルファン・クリスチャン・ディオールメイクアップアイテムに身を包んだCocomiが、「少年ジャンプ+」のマンガ「SPY×FAMILY」の遠藤達哉よる描きおろしイラストに加えてカメラマンによる撮りおろしカットで登場するというマンガ表現と実写とを組み合わせた斬新な構成に挑戦している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000011454.html
インターネットでもチェックできる。
https://spur.hpplus.jp/fashion/special/a01_dior2103/area03/
少年ジャンプ+」の林士平がツイートしている。
《『SPY×FAMILY』遠藤達哉先生が、SPURにて、CocomiさんとDiorとスペシャルコラボレーション!!
遠藤先生の描くDiorを身に纏ったCocomiさんの美しさと凛々しさ。
そして、Diorに彩られたフォージャー家。
これは、必見です…!!》
https://twitter.com/SHIHEILIN/status/1374307570479865858
少年ジャンプ+」編集長の細野修平も呟く。
《素敵すぎる!》
https://twitter.com/HosonoShuhei/status/1374334018326384644
ディオールだけではない。シャネルもマンガだ、「少年ジャンプ」だ、集英社だ。「約束のネバーランド」の原作・白井カイウと画・出水ぽすかのコンビが、シャネルの世界にインスパイアされたマンガ「miroirs」(ミロワール)を4月30日(金)にジャンプコミックスより発売するとともに、この作品をもとにした展覧会を4月28日(水)~6月6日(日)に銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて開催する。
https://spur.hpplus.jp/culture/news/202103/23/GCcGJDQ/
https://maquia.hpplus.jp/column/beautynewsflash/58049/
https://nonno.hpplus.jp/article/67727
https://more.hpplus.jp/fashion/news/65213
https://www.mensnonno.jp/post/79319/
https://baila.hpplus.jp/41556
https://www.webuomo.jp/life/127392/
さすがシャネルだ。
https://chanelnexushall.jp/program/2021/manga/
こんな投稿をツイッターで発見した。
《約ネバの漫画で原作カラー見てたとき、「この人の絵って本当素敵だしアートだし、ファッションブランドとコラボしたら絶対おしゃれなのできるのになぁ」って思ってたけど、まさかのシャネルで今びっくりしてる。》
https://twitter.com/kilihala/status/1374372834303123461
マンガを制するものが女性誌を制するのだ。

朝日新聞デジタルは3月24日付で「食への執着と窃盗症『狂っていった』 元陸上代表の告白」を掲載している。
《「私は裁判官から、外で治療しながら生きていくチャンスをいただきました。摂食障害問題が良い解決となるよう、精いっぱいお力添えさせていただきます」
2018年に万引きの再犯で執行猶予付きの有罪判決を受けた女子ラソン元日本代表の原裕美子さん(39)は、取材依頼をそう快諾してくれた。現役時代から患ってきた過食・嘔吐の摂食障害と窃盗症の治療を続け、最近、自著「私が欲しかったもの」(双葉社を出版した。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP3R4W0MP3LUTQP01J.html
https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-31608-7.html?c=30598&o=&
「出版社・ハガツサブックス」がツイートしている。
《私が構成を担当した、原裕美子さんの『私が欲しかったもの』(双葉社)がFRIDAYにも取り上げられました。女性アスリートへの体重制限がいかに心身に悪影響を与えるのか。東京オリンピックがある今年だからこそ、皆さんに考えてもらいたいのです。》
https://twitter.com/hagazussa3/status/1374693170869600261
「私」とはハガツサブックス代表の千吉良美樹のことだろう。
https://hagazussabooks.com/contact/
《Hagazussaとは、ドイツ語で「Haga(垣根)」「Zussa(女)」の合体語で、「垣根を越える女」という意味です。ドイツ語の「Hexe(魔女)」の語源にもなっていて、ちょっと特別な能力(おそらく昔は薬草の知識があって病気を治したとかでしょうか…)を持った女性たちを指す言葉でもあります。人を楽しませたり、時には癒したり…本にはそんな特別な力があると信じているので、そんな魔法のような作品を世に送り出していきたいという思いを込めて、レーベル名にしました。
主宰します私、千吉良は、2つの出版社で編集を経験したのち、今から6年前にフリーランスの編集者・ライターとして独立しました。》
https://www.facebook.com/hagazussa.books.jp/posts/420421262146716/

◎スポーツ・ニッポンは3月23日付で「大泉洋週刊新潮』編集部で直談判も玉砕『俺、スゲェ恥かいているじゃん』」を掲載している。
《カレー店を巡るロケを行い、都内の「新潮社」を訪れた。「今度出るスキャンダルを先に見ちゃおう」と、週刊新潮編集部の扉の前へ。同社広報担当者から「バラエティーのカメラが編集部の中を映すのは初めて」と知らされると、「え!?」と驚いた。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/03/23/kiji/20210323s00041000488000c.html
週刊新潮」はテレビのバラエティ番組のカメラを編集部に招き入れてまで、自らの存在をアピールしたかったのだろう。

◎新潮庫の重松清「ビタミンF」が今月25日に50刷を突破し、累計発行部数は817,000部となった。昨年末新潮社営業部員A(40歳・男性)が作った販促用パネルのコピー「涙腺キラー・重松清 最泣の一冊!」が人気に再び火をつけ、85,000部の増刷となった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000047877.html

◎「NHK NEWS WEB」は3月23日付で「ツイッター創業者が投稿の初ツイート競売 3億円余で落札」を公開している。
《競売サイトによりますと、ツイッターの創業者の1人ジャック・ドーシーCEOが15年前に行った初めての投稿が22日、291万ドル余り、日本円で3億1000万円余りで落札されました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210323/k10012930771000.html

◎「ブルームバーグ」は3月24日付で「世論を味方に付けられない五輪広報、問われる危機管理と開催意義」(萩原ゆき)を公開している。
《「新型コロナ禍を危機と認識すべきところを平時の広報で済ませてきた」。危機管理コンサルタントの山口明雄氏は、組織委の情報発信に苦言を呈する。「危機管理広報」の対応では起こり得る危機への対応策(シナリオ)を説明し、国民をはじめ利害関係者の理解と協力を得ることが基本だという。》
《スポーツコンサルタントの春日良一氏は、政府や組織委は「これまで経済効果をうたってきたが、新型コロナで効果が見込めず説得力がなくなった」と指摘。スポーツを通じた人権意識、相互理解や平和への貢献など日本は五輪精神に向き合ってこなかったため、説明に説得力を持たせられないでいると分析している。
春日氏は、橋本会長は五輪精神を理解して発信に努めているとしながらも、既に国民の心が離れてしまっている中での取り組みは簡単ではないと語った。》
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-23/QQ38NNDWLU6H01

日本経済新聞は3月24日付で「出版取次トーハン電子書籍手メディアドゥと資本提携」を掲載している。
《出版取次大手のトーハンは24日までに、電子書籍流通大手のメディアドゥと資本業務提携を結ぶ方針を固めた。約30億円を相互出資する。トーハンは紙の書籍の市場縮小と物流費の高騰で経営環境が悪化している。メディアドゥが扱う電子書籍の書店での拡販など新規事業に活路を求める。》
その活路というのが・・・
《メディアドゥはトーハンの新規事業を支援する。メディアドゥが扱う電子書籍トーハンの取引先書店で販売する計画だ。例えば、実際の書店に並ぶ書籍にバーコードなどを取り付け、店頭で紙の書籍の代わりに電子書籍も選べる方式を検討する。トーハンは手数料収入を得る見通しだ。電子書籍は買いたい本が決まっている顧客が利用することが多いが、書店で書籍を物色する消費者にも電子書籍を売り込みやすくなる。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ19A480Z10C21A3000000/?unlock=1
リアル書店電子書籍の購入ができるサービスは過去に「BooCa」が挑戦している。トーハンやメディアドゥは「BooCa」が定着しなかった現実をどう理解しているのだろうか。
https://www.itmedia.co.jp/ebook/articles/1406/16/news086.html

◎町田市と凸版印刷は、ICT教育に関する包括連携協定を3月24日に締結した。この協定では、凸版印刷のグループ会社である東京書籍とも連携し、町田市において教育のデジタル化を促進し、教育の更なる充実化を実現することを目指す。
https://www.toppan.co.jp/news/2021/03/newsrelease210324_2.html

◎「家庭画報」は、JR九州クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の魅力を、1冊まるごとで特集した、家庭画報スペシャル2021年5月号「家庭画報ななつ星 in 九州』特集号」を3月29日(月)に発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001079.000009728.html

ベネッセコーポレーションの生活情報誌「サンキュ!」は、3月25日に創刊25周年を迎えたが、ABC調査では、生活実用情報誌ジャンルで5期連続NO.1となった。また、雑誌以外でも、オンラインニュース、SNSなどで、毎月約2000万人にリーチするメディアに成長している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000899.000000120.html

小学館が運営する子育て世代の「暮らしのくふう」を届けるWebマガジン「kufura」(クフラ)は、4月1日(木)より、子育て世代の女性に向けた心地よい耳時間を提供するラジオ番組「KURASEEDS」(クラシーズ)をJ-WAVE(81.3FM)でスタートさせる。フォロワー38万人を誇る「kufura」のInstagramアカウントを番組プログラムと連動させ、ラジオでの音声だけでなく、ライブ配信によって、映像もあわせて届ける取り組みを実施する予定だという。
https://kufura.jp/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001077.000013640.html

◎「春オンライン」は3月25日付で「『このやり方を繰り返す怖さ』五輪開会式前責任者・MIKIKO氏が電通幹部に送った“悲痛メール”」を発表している。
《そもそもMIKIKO氏チームの企画案は、リハーサル寸前まで進められており、完成形に近いものだった。総勢500人に及ぶスタッフやキャストらとも、本番に向けて契約を結んでいたという。
ところが、電通側は、昨年5月にMIKIKO氏が責任者から降ろされて以降、彼らの処遇を宙ぶらりんのまま放置していた。一方で、新たに佐々木体制に変更したからといって、逆に契約を解除するという連絡を取ることもなかった。》
https://bunshun.jp/articles/-/44270
非営利の独立メディアOurPlanetTV代表・白石草が指摘している。
《500人の出演者を放置。五輪が平和の祭典ではなく、利権の祭典であることが明白に。湯水のように国費を注ぎ、一部が潤う構造。》
https://twitter.com/hamemen/status/1374657762051846146
これは「Dark Knight」を名乗るアカウントの投稿。
《駄目だこりゃ。本当に日本、終わる。このままオリンピックに突き進んだら。
もう、人災オリンピック&コロナ禍が、まるで日本にとっては第三次世界大戦に相当しているのかも。しかし、MIKIKOさんとスタッフにはトンデモナイ仕打ち。捨て駒かよ。》
https://twitter.com/DarkKnight_jp/status/1374640891441209346
「週刊春」4月1日号が掲載している「MIKIKO氏『日本は終わってしまう』『森<会長>はボケてる』女性演出家を排除 黒幕は電通No.2」が次のように書いている。
《その“黒幕”こそ、電通代表取締役という立場の高田佳夫氏(66)である。》
いずれにしても椎名林檎の「急がば回れ」の歌詞は「週刊春」の記事を読んだ後に聴くと意味深だよなあ。
https://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-190925-158
「週刊春」の記事によれば椎名林檎は「(クリエイターが)電通の犬にさせられている」と常々批判していたらしい。
「週刊春」は聖火リレーにこの記事をぶつけた。朝日新聞デジタルは3月25日付で「聖火リレー『始まったら、もうやめられない』 政府高官」を掲載している。
《首相は五輪開催への影響について問われ、「対策には万全を期し、それぞれの地域と連携しながら感染拡大防止を徹底し、安全安心の大会にしていきたい」と述べた。政府高官は「開催が前提だ。聖火リレーが始まったら、もうやめることはできない」と話した。
https://digital.asahi.com/articles/ASP3T4QKGP3TUTFK00F.html

◎元「ミュージックライフ」「jam」編集長・水上はるこのこのツイートは現在は閲覧できない。水上は鍵アカに設定変更し、該当するツイートを削除してしまったようだが、スクショとしては、こうして晒されてしまう。
https://twitter.com/spiralmojo/status/1374759249553747974
こんなツイートが投稿されている。
《水上はるこさん、いまは鍵アカにして、このツイートも消した様子。それでも「黒人は自分達の化を作り上げたのに、それにひきかえ中国は~」みたいなツイートしてるので、欧米至上主義アジア蔑視の人なんですね。自分もアジア人なのに。》
https://twitter.com/ant0ota/status/1374875185698893826

消費者庁は、晋遊舎に対し、同社が供給する懸賞付きパズル雑誌に係る表示について、景品表示法に違反する行為が認められたことから、措置命令を行った。
https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_210324_01.pdf
朝日新聞デジタルは3月24日付で「パズル誌の懸賞企画、長く賞品送らず 出版社に措置命令」(兼田徳幸)を掲載している。
《発表によると、同社は2016年8月~20年1月に発行したパズル雑誌計115冊で懸賞や景品を提供する企画を実施。「液晶テレビ」「現金1万円」「1名様」などと表示したが、昨年社内調査で発覚するまで計7千~8千点の賞品類を発送していなかった。
誌面は「当選者は賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます」と発送時期を明記していなかったが、消費者庁は応募締め切りから8カ月弱~3年10カ月後まで発送されなかったことから、常識的な期間を超えていると判断した。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP3S5VF3P3SUTIL018.html
道徳の部省検定教科書を発行してる日本教科書は晋遊舎の子会社だったはず。
http://www.nihon-kyokasho.co.jp/company/

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3)【深夜の誌人語録】

課題を発見できるのであれば、正解はなくて良いのである。

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4)【お知らせ】 

」2000号まで、あと47号。