【文徒】2021年(令和3)3月10日(第9巻44号・通巻1941号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】3月8日は国際女性デーだった
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
4)【お知らせ】 
----------------------------------------2021.3.10 Shuppanjin

1)【記事】3月8日は国際女性デーだった

女優の鈴木保奈美がインスタグラムで「ミセス」休刊を惜しんでいる。
《「ミセス」4月号。
創刊60周年記念にして、この号をもって休刊してしまうのです。
初めてページを開いたとき、なんと高尚な雑誌なのだとちょっとビビりました。大人の知的好奇心をどこまでも拡げてくれる、その雑誌が「ミセス」と名乗ることの絶妙なさじ加減。
「ほなみ食堂」の連載を通して書くことの面白さを教えていただいた。
いろいろなところへロケに行き、そこに住む「人」と関わることができたのも、得難い経験です。
国際女性デーの今日に、感謝を込めて。ミセスたちよ、靴脱ぎ捨てて走り出そう!》
https://www.instagram.com/p/CMJZ3JUDDQe/
この場合の靴は「苦痛」を示唆している。それにしても黒のヴァレンティノが似合っている。デイリー・スポーツは3月8日付で「鈴木保奈美 ヴァレンティノの黒ドレスで軽やかに 『ミセス』休刊に熱い思い」を掲載している。
《インスタには、ヴァレンティノの57万円のドレス(ワンピース)にヴァレンティノのベルト(5万6000円)、高級宝飾店「ヴァンクリーフ&アーペル」のジュエリーを身につけた写真を投稿。左足を軽やかに上げ、今にも走り出しそうな1枚で、休刊号となる同誌4月号で撮影されたものとみられる。》
https://www.daily.co.jp/gossip/2021/03/08/0014135163.shtml
そう3月8日は国際女性デーだったのである。「ハフポスト日本版」は3月8日付で「『選択的夫婦別姓に賛成します』ある企業は広告で訴えた。【国際女性デー】」(中村かさね)を公開している。フィットネススタジオを運営するライフクリエイトは国際女性デーにあたる3月8日、朝日新聞に「私たちは、選択夫婦別姓に賛成します」というコピーの企業広告を掲載した。記事は同社の社長・前川彩香にインタビューしている。
《北海道で13年前に創業した同社は、現在では全国に75のフォットネススタジオを展開している。500人を超える社員の99%は女性。社内では、互いに姓にちなんだニックネームで呼び合うことも多い。
「この1年、結婚や出産をするメンバーが多かった。呼び方を変えるべきか、悩むこともありました」
前川さん自身、結婚後の姓で起業したものの、後に離婚。結婚前の姓に戻すか悩んだが、仕事で使う姓を変えずにすむよう、別れた夫の姓である「前川」を自分自身の姓にするべく新たに戸籍を作るという不自由を経験した。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60439761c5b6429d0833b471
この三人の政治家は選択的夫婦別姓に反対である。毎日新聞は3月8日付で「年間ワーストのジェンダー差別発言 1位は杉田水脈氏、2位は…」を掲載している。「ジェンダーに関する問題ある公的発言ワースト投票 2021」の結果が発表され、1位は杉田水脈の「女性はいくらでもうそをつける」、2位は森喜朗の「女性がたくさんいる会議は時間がかかる」となり
《3位(794票)は、白石正輝・東京都足立区議が昨年9月、区議会で述べた「あり得ないことだが、日本人が全部L(レズビアン)、G(ゲイ)になったら次の世代は一人も生まれない」「LだってGだって法律に守られているという話になったのでは、足立区は滅んでしまう」という発言。》
https://mainichi.jp/articles/20210308/k00/00m/040/164000c
実はメディアもジェンダー平等に程遠い実態がある。東京新聞は3月8日付で「<私説・論説室から>不平等はメディアにも」(小嶋麻友美)を掲載している。
《なぜ日本のメディアは、ジェンダー平等がこんなに遅れているんですか?
この二、三年、取材先から尋ねられることが増えた。
政府が旗を振った「女性活躍」やグローバルの潮流に迫られた経済界は、否が応でも意思決定層に女性を増やした。外圧もないまま、気づけば時代から取り残されていたのが、新聞、テレビなど伝統メディアだ。
新聞・通信社の女性比率(二〇二〇年)は、役員3・8%、管理職8%。世界経済フォーラムジェンダーギャップ指数の項目に「メディア」があったら、きっと「政治」と同等の世界最低レベルだろう。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/90165?rct=opinion
「男だけの世界」(五木寛之)なんてあってはならないのである。

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2)【本日の一行情報】

◎「週刊ダイヤモンド」編集長の山口圭介がツイートしている。
最高裁から通知が届きました。JAグループ京都などとの3年超にわたる訴訟で、最高裁が上告の棄却を決定しました。ダイヤモンド社の主張が支持されて完勝した一審、二審に続き、これで勝訴判決が確定しました。緻密で粘り強い取材の賜物、千本木記者、本当にお疲れさまでした!!》
https://twitter.com/keyyamaguchi/status/1368828615052259332
週刊ダイヤモンド」のクオリティの高さが証明された裁判であった。

絲山秋子のツイート。
《会社員時代の私は、本当に好きなダレルやクレジオやミラーだけ、10冊か15冊くらいしか本を持っていませんでした。読み返すことだけが読書で、新しい本を読む気もなかったです。良し悪しは別として、当時はそこから無限の世界が繋がっていると思っていました。》
https://twitter.com/akikoitoyama/status/1368876288623132683
今のような商売をしていると、繰り返し読むことの楽しさ、面白さ、大切さを忘れがちになる。反省したい。

ナタリー・ポートマン川上未映子の対談がインスタグラムで公開された。川上の「夏物語」を巡っての対談なのだが、ナタリー・ポートマンの「読解力」に驚かされる。
https://www.instagram.com/p/CL-RWazDwuF/
FRaU」が「川上未映子とナタリーポートマンが語りあった『女性の身体』の話」を発表している。
《ナタリー 本当に、女性の体というものは戦場ですよね。法制化されるものだし。主人公の夏子は性的欲求をあまり感じない人として描かれていますよね。そこでセクシュアリティについても伺いたいです。セクシュアリティと女性であることの関係についてはどう考えますか?夏子と彼女の体との関係を描くことで何を掘り下げようとされたのでしょう?
 未映子 私の性自認は女性で、社会的にも女性だと認識されて、私も女性だと思われることに違和感は覚えません。ただ、やっぱり性以外の感覚を持って自分が女性であるということを意識しないで生きていた時期のことも、しっかりと覚えているんですね。
たとえば私は食べることがとても好きなんですが、でもたとえば食事しているときに私は自分が女性であることを感じないし、寝起きで伸びするときに女性であること感覚はないですよね。》
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/80927?imp=0

◎漫画家さいき まこのツイート。
松任谷由実、マジでレニ・リーフェンシュタールをリスペクトしてる…
『国際女性デーにちなんで、私が折に触れて勇気をもらっている女性たちについて、お話しています』
『そしてもう一人、東京オリンピックを前にしてふと、思い出した人。レニ・リーフェンシュタールです』》
https://twitter.com/SaikiMako/status/1367857742627577856
確かに!
https://www.tfm.co.jp/yuming/sm/onair.html
これをTokyo FMでオンエアし、こうしてブログとしても保存しているわけだ。

毎日新聞は3月8日付で「揺れるグラミー賞、3組が同時にノミネート辞退 背景に何が」(大野友嘉子)を掲載している。
《3月14日に米ロサンゼルスで授賞式が開かれる音楽界の祭典「第63回グラミー賞」が揺れている。「子供向けアルバム賞」部門にノミネートされた5組のうち3組が、女性差別と人種差別があると訴えて辞退したのだ。》
《長年グラミー賞を取材する雑誌「ロッキング・オン」のニューヨーク特派員、中村明美さんは、こう語る。
ダイバーシティー(多様性)が重要とされる世の中で、音楽産業がいかに白人男性に仕切られた旧体制のままであるのかということを象徴していると思います」》
https://mainichi.jp/articles/20210306/k00/00m/040/043000c
トランプを排除したアメリカのエンタテインメント産業は一気に「多様性」が推進されていくことになるだろう。

◎「CREA WEB」は3月7日付で「CREAの元編集長が表参道に コーヒーショップ“SNOW”を開店」を発表している。「CREA」編集長を4年間務めた井戸川恵子は夫の元書店経営者の飯田浩二とともにコーヒーショップを開店したという。
《ふたりでお店を出そうと決めたときに、「本に関する何かをしたい」と感じた。
出版社に勤務していた井戸川さん、そして書店を営んでいた飯田さんをつなぐのが「本」だったから。
いま、カウンターには、須賀敦子著の庫「ユルスナールの靴」がおかれている。
「毎月1冊のペースで“コーヒーのお供に読んでいただきたい本”をピックアップします」
ふたりでどの本にするか決めている。その本が気になれば、私たちは買って読むこともできる。》
https://crea.bunshun.jp/articles/-/30064
ユルスナールの靴」(河出庫)と来たか!この章で始まるんだよね。
《きっちりと足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。》
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309405520/

Kis-My-Ft2玉森裕太が初めて表紙を飾った女性誌美ST」4月号(光社)が、完売続出となり増刷を決めた。またジャニーズ事務所か。
https://entamega.com/58364

◎今年は音声メディアをめぐって色々な動きがありそうだ。お蔵入りしてしまった上出遼平の企画も音声メディアであった。「藝春秋 村井弦のひとり編集部」も「voicy」を使った音声メディアである。
https://voicy.jp/channel/1101

中日新聞は、記者が参加者と一緒に社会問題を考える「記者LIVE!」に取り組んでいる。
https://www.chunichi.co.jp/article/212888

朝日新聞デジタルは3月8日付で「『役人だけど堅くないっす』 菅首相の懐刀、谷脇氏とは」を掲載している。
《「切れ者」で鳴らした谷脇氏だが、省内では「明るく、飾らない性格だった」との評もある。インターネット分野で複数の著書を出版。実名でツイッターやブログを開設した。ツイッターのプロフィル欄には、「役人だけど堅くないっす」と記した。最近では、日本に上陸して間もない音声型SNS「クラブハウス」を試したことを紹介していた。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP3863FGP38UTFK017.html
谷脇康彦は「岩波化人」でもある。岩波新書から「サイバーセキュリティ」を刊行しているのだ。東京大学客員教授も務めている。
https://www.iwanami.co.jp/book/b376442.html
東洋経済新報社からは「ミッシングリンク:デジタル大国ニッポン再生」、日経BPからは「インターネットは誰のものか」を刊行している。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-9988286643
https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/P45940/
「世界一不思議な日本のケータイ」の版元はインプレスR&D。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784844325765

讀賣新聞オンラインは3月8日付で「『鬼滅の刃』の全面広告電車、バンコク高架鉄道に」を掲載している。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210308-OYT1T50174/
広告主はLINE。LINEはタイで無料動画サービスを展開している。

◎日本芸社では長谷川雄啓の「究極の競馬ガイドブック」が重版出来。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=184627
ロングセラーになるかも。

◎パイ インターナショナルなど有志の出版社によって2021年4月5日(月)~ 4月23日(金)の3週間、今回で三回目となる「書店向けWeb商談会 2021春」が開催される。今回からオンライン商談機能に加え、オンライン発注機能が追加される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000659.000012505.html
BOOK EXPO実行委員会、トーハン、日本出版販売、楽天ブックスネットワーク、日教販、NetGalley(メディアドゥ)が協力する。

毎日新聞は  3月9日付で「静岡新聞社長「トップとして問題」 週刊誌報道で批判100件超 /静岡」(山田英之)を掲載している。
《週刊誌報道を巡り、5~7日に静岡新聞社・SBSに電話やメールで「報道機関のトップとして問題ではないか」「自分で説明すべきだ」など百数十件の批判が寄せられた。両社の柳川実総務局長は「大石社長が記者会見する予定はない」と語った。》
https://mainichi.jp/articles/20210309/ddl/k22/020/116000c
スポーツニッポンは3月8日付で「静岡放送 2番組で社長の不倫疑惑報道を謝罪『信頼回復へ誠心誠意、努力を』」を掲載している。
《この日、午前の情報番組「Soleいいね!」では番組冒頭で野路毅彦アナウンサーが「このたびお詫びを申し上げます。写真週刊誌の報道に関しまして、視聴者、県民のみなさま、関係者の方々にご心配やご迷惑をおかけして誠に申し訳ないです。社としてご批判を厳粛に受け止め、今後このようなことがないよう一丸となって取り組んでまいります。誠に申し訳ありません」と謝罪し、瀬崎一耀アナとともに深々と頭を下げた。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/03/08/kiji/20210308s00041000360000c.html
午後の情報番組「ORANGE」でも謝罪した。

◎「エル デジタル」が発表した「毒家族に生まれて Vol.10 トルーマン・カポーティ毒親育ちの少女を救おうとした鬼才作家~」は、芸評論家の川本直によれば間違いだらけなのだそうだ。ツイッターで間違いを次のように指摘している。
《今ビョルン・アンドレセンの記事で話題になっているELLEの毒親シリーズのカポーティの記事(アンドレセンの記事と同じライター)、間違いだらけで誇張と過剰な脚色が多いので、アンドレセンの方も正確がどうか疑いを抱いているんだが。以下、誤りをリプライで列挙します。》
《xパーソンズは父の姓だが、彼に関する情報はほとんど伝えられていない。
カポーティの父に関する情報はカポーティが中年になるまでこの記事の参考献に挙がっている『Capote: A Biography』by Gerald Clarke Carroll & Graf, 2005にしっかり書いてある。ジョージ・プリンプトンの聞き書き伝記にも。》
カポーティの母に関する記述も誇張が多い。
x10代を富裕層の街アッパー・イーストサイドの両親
カポーティが義理の父と実母と10代に主に住んだのはニューヨーク郊外。アッパー・イーストサイドに住んだのは10代後半。つまりさほど富裕ではない(義父は会社のお金を使い込んで生活費に回していた)。》
《xなお代表作『ティファニーで朝食を』の(中略)ホリー・ゴライトリーは母リリーがモデルと言われている。
ホリーのモデルは当時カポーティ周辺にいた女性の殆どがモデル。母はそのうちの一人に過ぎない。そしてホリーはイシャーウッドの『さらばベルリン』のサリー・ボウルズを下敷きにしている。》
《x“米国史上初の同性愛小説”とも呼ばれる『遠い声 遠い部屋』
誤り。米国史上初のゲイ小説はテイラー『ジョゼフとその友達』(1870)。20世紀に正面から描いたのはパーカー・タイラー&チャールズ・ヘンリー・フォード、The Young and Evil(1933)。レズビアン小説ならジューナ・バーンズ他多数。》
《また『遠い声 遠い部屋』と同年1948年ゴア・ヴィダルの『都市と柱』が正面から同性愛を肯定しているのに対し、『遠い声 遠い部屋』は暗示的で分かる人には分かる、という性質のものだった。》
《x婚姻歴のある10歳年上の作家ジャック・ダンフィとのスキャンダラスな恋愛関係
別にスキャンダラスではなかった。ジャック・ダンフィは表に出るのを嫌う隠者めいた作家だったため。カポーティとダンフィの生活もネガティブ過ぎる記述。ダンフィは晩年こそカポーティに手を焼いたが、裏で支えていた。》
《xその名はフランクリン・ハリントン。
誤り。カポーティの養女ケイト・ハリントンの父の名前はジョン・オーシェイ。これは参考献に挙がっているジェラルド・クラークの伝記にも、ジョージ・プリンプトンの伝記にも明記されている。Wikipediaにすら書いてある初歩的な情報。》
《以上、「早熟の天才カポーティが破滅していく」という話を作るための誇張、そして誤謬が余りに多い。参考献に書いてあることすら間違っている。映画『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』しか参照してないのでは? カポーティは日本でも読者が多く、研究者も多い。すぐに露見してしまうレベル。》
《ELLEはファッション誌として立派な媒体ですし、例えそのWeb記事と言えど、ここまで不正確な記事が出回っていることに困惑しています。悲劇的な話を作るための誇張・脚色のみならず、誤謬だらけとは。なお私はカポーティの研究者ではないので、研究者の方がチェックすれば更に誤謬が見つかるでしょう。》
https://twitter.com/vidalianjp/status/1368830076901466114

https://twitter.com/vidalianjp/status/1368838682128478208
「エル デジタル」は、この指摘に無視を決め込むのだろうか。

◎オレは、こういう言い回しが嫌いなんだよな。鮫島浩のツイート
《記者には特権がある。原発調査報道でデスクを更迭され記者職まで外された時、実感した。
近年の新聞社は記者の特権を削り「社員」にすることで批判をかわそうとしている。特権が批判されるのは記者が責務を全うしていないからだ。「社員」になった記者に存在価値はあるのか。》
https://twitter.com/SamejimaH/status/1369049578733928448
記者と社員を対立的に捉えているが、朝日新聞の場合、記者は最初から社員だろうよ。少なくとも鮫島はそうであろうよ。「限界マスコミのアライさん」がリツイートしている。
《これはネタなのだ?と本読んだらガチだったのだ。
記者特権というものがあって、具体的には「お茶」「昼寝」「散歩」の権利だと書いてあるのだ。これはマリー・アントワネットの日記なのだ? 割増退職金もらって去るなら限界マスコミを何とかしようと頑張る後輩記者のことも考えたらどうなのだ?》
https://twitter.com/arai3media/status/1369154424820572164
というのはこの「新聞記者やめます。あと84日!【『記者』を外され『社員』となって知った『記者の特権』】」なのだが、私などは頭がクラクラしてくる内容なのだ。
《新聞記者は一般の人々がやりにくいこと~権力者を追及したり、不正を探し歩いたり~をリスクを冒して行うために、様々な特権を与えられている。近年の新聞社はそうした「責務」を果たすことに全力をあげるのではなく「特権」を減らすことで世論の反発をかわすことばかり考えているように見える。「責務」を果たす自信も覚悟もないからだ。
これを続けていけば「記者」はめでたく「社員」となる。多くはすでにそうなりかけている。とくかく無難に業務をこなす。そのとき、新聞記者に存在価値は残るのだろうか。》
https://samejimahiroshi.com/%e6%96%b0%e8%81%9e%e8%a8%98%e8%80%85%e3%82%84%e3%82%81%e3%81%be%e3%81%99%e3%80%82%e3%81%82%e3%81%a884%e6%97%a5%ef%bc%81%e3%80%90%e3%80%8c%e8%a8%98%e8%80%85%e3%80%8d%e3%82%92%e5%a4%96%e3%81%95%e3%82%8c/
「空飛ぶんや」も鮫島をリツイートしている。
《「俺たちは普通のサラリーマンとは違うんだ」という特権意識を振りかざしたおかげで、新聞社が一層社会からそっぽを向かれ、若い社員が憂き目にあっているんです。自ら望んで斜陽業界に飛び込んだとはいえ、貧乏くじを引いている人間にも思いを馳せてほしいです。》
https://twitter.com/flightbumya/status/1369101917800988672

小学館のアウトドア誌「BE-PAL」4月号の付録「ホグロフス キャンピング・スタッフバッグBIG」も良いな。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001044.000013640.html

◎ソーシャルラボ(代表取締役:新田哲史)は、今春、新しいニュースサイト「SAKISIRU」(サキシル)を創刊する。新田は次のようなコメントを発表している。
《『令和こそいい時代に』という期待は、コロナ禍で完全に裏切られ、新時代も早々に、経験のない混迷に直面しています。特に昨年は、コロナ禍と米大統領選を機に、報道・言論の世界で迷走がみられ、メディア不信もかつてないピークに達しました。
SAKISIRUは、孟子の「先知先覚」が理想です。読者の方々が、この混迷の時代を展望する上で参考になる視点や知識を一歩早く知り、学び、そして「したたかに」行動する一助にしたい、ひいては日本全体を再びアツくしていきたい…そんなメディアをめざしたいと考えています。》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000058539.html

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3)【深夜の誌人語録】

抱きしめるのは癒やすためだ。

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4)【お知らせ】 

」2000号まで、あと59号。